1年前、バァフは「EXILEのAKIRA」ではなく、「ひとりの期待したい役者、AKIRA」 として特集を組んだ。初の主演映画『ちゃんと伝える』公開時だった。
が、この1年の役者・AKIRAの活動を振り返ってみて欲しい。まず『ちゃんと伝える』の演技 が評価され『映画批評大賞』の「新人賞」を受賞。年が明け3月。山田太一・脚本によるスペシャルTVド ラマ『遠まわりの雨』に於いて、主演の渡辺 謙との共演を果たした。4月からスタートした連続TVド ラマ『タンブリング』ではコミカルなダメ教師というEXILEでの颯爽としたダンス・スタイルとは 真逆の役を好演。そしてこの9月、榎木孝明が企画・主演、明治維新時の西郷隆盛率いる薩摩藩士の「美徳と礼節」を貫く生きざまを描いた映画『半次郎』で重 要な役を、初の殺陣を、壮絶な死に様シーンを、ダイナミックに演じ切った。
そしてなんと! 9月に中国、香港、台湾で先行公開される、『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ監督の最新作『精武風云(チンウーフォンウィ ン)』に抜擢されたのだった! しかも、当初は少ない登場シーンが撮影が進むうちにどんどん出演シーンが増え、重要な役になったというのだから! 今、目 の前にいる 男は、すっかり役者の顔になっている。誠実な笑顔は変わらない。一回りも二回りも大きくなった男の顔だ。